わらたたき用杵
昔、子供の頃、藁仕事で使った藁叩き用の杵(横槌)を作ってみました

使う道具は、鋸とナタと金槌です。(制作時間は約1時間)
丸太の直径は約10〜15センチ長さは38センチ。
38センチで切り始め
切り落としました
ナタで出ている所を削ぎ形を整える
握るところを作る為、境目に直径5センチの芯が残るように切り込みを入れます、写真のように鋸に深さに合わせ目印の線を引き定規とします
線を見て深さを合わせながら一周切り込みます。
柄の頭部分を直径6センチより多めに芯を残し、ナタの背中を金槌等で、静かに叩きながら切り込みに向かって粗落しをします。(仕上り寸法は頭6センチ根元5センチ)
左手の指を曲げて掌でナタをこのように押し下げ削り込みます。>>刃の下には絶対に指を出さないように。
指が刃の下に出ればこの時指が切断され大怪我。 この作業中は意識して常に指を曲げているようにして下さい
握りの直径、頭6センチ根元5センチまで削り終えて、皮を半分剥いた状態です。
木口の角を削り、完成したわら叩き用杵。
握り易く手から抜けないように奥が細くなっています
使用した鋸とナタと金槌
早速わらを叩いてみました、桐の木で軽くて使い良い

わら叩き用ですので力いっぱい叩く事は無いと思いますから、使う木の材質は何でも良いです。